田植機
田植え機とは稲の苗を水田に植付する農機具のことです。
主食であるお米を得るために稲を栽培するのは日本では縄文時代後期から弥生時代初期にあたる時代に始まったと言われています。
水田の一部で稲の苗がある程度の大きさになるまで育ててから、本田に移植する苗代栽培が主流です。
田植え機が登場するまでは人の手で田植えが行われていました。
水田の中で身体を折り曲げた状態で長時間の田植え作業はかなり重労働となっていましたが、田植え機の登場でぐっと身体的に楽になりました。
1899年に田植え機の特許第1号が取得され、その後1980年代後半にかけてクランク式からロータリー式の植付け方式を採用した田植え機が登場してからはさらに作業効率が上がっており、稲作農家の方々によくご利用されています。
最近の田植え機にはオート植付機能が付いているものがあり、ハンドルを切って旋回し終わると自動的に植付部が降りて植付を開始してくれます。
田植え機の運転者の負担もかなり軽くなりました。
稲が育って収穫の時期が来たら今度は農機具のコンバインが活躍します。
田植え機を運転する場合、田畑だけなら運転免許は不要です。
しかし初めて運転する場合は熟練者について教わったほうが良いでしょう。