ハロー

農業の盛んな地域では、種まきや苗の植え付けシーズンを前に、畑や田んぼの上で、トラクターが大きな鋤や回転刃のような農機具を引いて走る光景が見られます。
トラクターが引いているこの農機具は、「ハロー(harrow)」もしくは「砕土機」と呼ばれるものです。ハローは、すでに土をおこした後の農地で、土の塊を細かく砕き、地面を平らにならしていく役割を果たしています。
日本では古くから、ハローと同じ役割を持つ「馬鍬(まぐわ)」という農機具を馬に引かせていました。大陸から牛馬とともに導入され、5~6世紀頃からすでに使用されていたと考えられています。家畜に引かせるタイプのハローは、昭和30年代まで盛んに使われていたようです。
現在は、回転する刃で土を砕くディスクハロー、枠組みに歯桿(しかん)と呼ばれる棒状の突起をつけた歯桿ハロー(スパイクハロー)、バネ状の歯を使ったスプリングハローなど、目的や土のタイプに細かく対応したハローが、大手メーカーから数多く登場しています。さらに、アタッチメント(取り外しパーツ)を使うことで、整地やゴミ・小石の除去の効率を上げているハローもあり、中古品も含め、農業関係者の方には選択肢が広がっています。

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